とらのすけの投資ブログ

働きたくないでござる

敵対的買収?

時間を稼げた新生銀、買収防衛策発動に向けて準備を始めたらしい。

SBIHD以外の株主に対し新株を割り当てる、ポイズンピルだろう。

www.bloomberg.co.jp

 

これから臨時株主総会を開き、賛否を問うことになろう。

どのような結果になるのか考えてみたい。

まずは大株主情報をみてみる。

自社(自己株口) 16.89 43,743,100
SBIホールディングス 16.50 42,737,000
預金保険機構   10.39 26,912,000
整理回収機構   7.72 20,000,000
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 5.60 14,511,000
SSBTCクライアント・オムニバス 2.94 7,606,000
日本カストディ銀行(信託口)   2.80 7,262,000
BNYメロンAsAGTクライアント・ノントリーティ(ジャスデック)   1.16 3,011,000
ステート・ストリート・バンク&トラスト505103 1.09 2,819,000
MSCOカスタマーセキュリティーズ   0.98 2,543,000
ステート・ストリート・バンク・ウエスト・トリーティ505234   0.96 2,479,000

新生銀行(新生銀)【8303】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

 

自己口とSBIが拮抗している。(自社も議決権あるのか?)

預金保険機構整理回収機構。これが噂の大株主、国のことかな?

併せて18%ほど。国はTOBに応じない、との立場だが、それは基準価格を満たさないからであった。となれば、新生銀の味方とも限らない。会社の価値向上という意味では、SBIに分がある気はするが・・・

あとは投信ファンドが続く。ファンドも会社の価値向上を第一に考えるはず。

 

これからのシナリオを検討する。

1.買収防衛策の発動に失敗、SBIが予定通りTOB実施

2.買収防衛策の発動に成功、SBIがTOB中止

3.新生銀とSBIが和解、SBIがTOB中止

4.買収防衛策(ポイズンピル)の発動に失敗するも、ホワイトナイト出現

 

ざっと考えつくのは、こんなもんか。

買収防衛策の成否については国の意向も大きいが、投資ファンドや今頃株を買いあさる個人投資家は、普通に反対に回るはず。1が確率高そう。

3は最悪のシナリオだが、一度期限延長もあったので要注意か。

 

10/7時点 800株(@1875)

@1900超えると買いづらい