セントラル硝子 4044 TOB分析
駆け足で3つ目のTOB、セントラル硝子 4044 を分析。
セントラル硝子 4044 は、社名の通りガラスの会社。国内3位。
事業としては、ガラスは54%、化成品46%。フッ素系溶剤、医薬品も手がけていたり、化学製品の会社でもある。
今回は、自社株買いのTOBとなっている。
流し読みだが、現状村上ファンドが3割近い株を持っていて、それを買付けることが目的かな。
条件について。
買付け価格は、3500円。本日9/22時点の終値3390円。
下限なし、上限 1428万株(発行済み株式数4298万株の約33.2%)。
村上ファンドの持ち株が1205万株で、それよりちょっと上回る。一般株主へも応募の機会提供の観点から、そうしているらしい。もちろん村上ファンドが応募する契約つき。
期間は、2022年9月21日(水)から 2022年10月20日(木)まで(20営業日)。
みずほ証券で応募可能。
また、このTOBが成立後は、75円から40円程度増配もされるみたい。
この条件は、なかなか面白いな。
四季報の上位10株主のなかに、南青山不動産388万株が記載されていない(2つの日本カストディ信託口を足すとそれっぽい数字にはなるけど)ので、特定株51%があてにならないかも?
それでも、ざっくり特定株以外の半分が応募したとする。25%+村上ファンド分30%=55%の応募のうち、33%が買付け対象なので、按分は60%かな。
他の2つと比べて資金効率は悪いけど、不成立のリスクは圧倒的に低そう。
また、このセントラル硝子という企業は、かなり株主還元を意識しているように思われ、業績もよく普通に投資対象として魅力的。売れ残ったとしても、ホールドする価値は大いにありそう。
うるさい村上ファンドが居なくなったあとは、手のひらを返したりして(笑)
ただ、期間は今回の本命アルヒよりちょっと前だから、外れた分をアルヒに投げることも出来そう?
結果発表 10/21
はずれ株の返却・即売却 10/25
現金の受け渡し・SBIに送金・アルヒ株購入 10/27
アルヒ株受け渡し 10/31
うん、こんなギリギリスケジュールだとやめといた方がいいな。少なくとも全力投入はいけない。